平凡女子高校の私は

桐原 愛 ( きりはら あい )。


身長155㎝、体重は…ま、まぁ、

そこはスルーして、ルックス、運動神経、

成績と全てにおいて平凡なのだ。



「あぁ~お腹すいたぁ~」



お弁当を持ってちょこちょこ

やってきたこの子は

三城 花音 ( みき かのん )。


ちっちゃくてふわふわしてて

ザ・女の子って感じの自慢の親友!

中学からずっと一緒なのだ♪



「あーいっお弁当食べよ♪♪」

「食べよっ♪食べよっ♪」

「あ、さっき雅也があいのこと探してたよ」

「えー、なんだろ」



橘 雅也( たちばな まさや )

は生まれたときから

ずっと一緒の幼なじみ。

私と雅也のママ同士が

高校時代からの親友なんだって。

ちなみに雅也の家は私の家の

向かいにあるのだ♪


「てゆーか、花音!あんた雅也と進展ないの?」

「あ、あい////やめてよ////」



花音は雅也のことが好きなのだ♪

でも全然進展しなくて

恋ばなもできないんだよ!まったく!



「あ、あ、あいこそ、あの人のことはもぅいーの?」

「あぁ、うん。最後に話したの10年前だし。思い続けてもしかたないからね」

「…そっかぁ、」

「なに花音が暗くなってんのよっ!」

「そ、そうだよね!」

「私は花音がいればじゅーぶんよ♡」

「あい~!だいすきっ!」