うーん......、サイキック、リンレイ......。


あれ。考え込んでいたら、いつの間にか寝ていた。



「目が覚めた?」



目を開ければ、またあの美人看護士さんと目が合う。

もう点滴は取り外されていて、腕に何かが刺さっている違和感がなくなっている。



「体には何も異常なかったから、もう自由に行動してもいいわよ。

お腹が空いているなら、食堂もあるし、外に食べにいってもいいわ」


「はぁ......。
あの、私はこれからどうなるんですか?」


「今日は一晩この病室に泊まって、明日から宿舎に移動してもらうわ。
ご両親にはドクターから上手く言っておいたから、安心してね。

訓練は体調を見て、あさってぐらいからかしら?詳しいことはまた明日、ドクターに聞いてね」



うちの親に御堂先生は何て言ったんだろう。
気になったけど、英語だと理解できるか分からないから看護士さんに聞くのはやめておいた。


心配しなくてもあの先生なら抜かりはないだろうし。