「蒼介さ、男の俺から見ても
いいやつだよ?」



「う、うん。」



「お兄ちゃん反対しないよ?」



「あ、うん、
あ、でも、違う…かな。」



じっと見つめる
お兄ちゃんの視線を
ドキドキしながら
曖昧に受け流した。


お兄ちゃんの鋭い視線を
笑顔でかわして

その夜は
みんなの温かい想いを
胸に抱きしめて

久しぶりに
ぐっすりと
眠りについた。