土方たちは現場に向かいながら勘三郎から事情を聞いていた。




「それじゃぁ、僕が盗人を奉行所に連れていく時にあの野次馬の中に仲間がいたんですね?」




「そうなりますね。」




「しっかしよ~、ガキ相手に大の大人が四人って汚ねぇよ!」




永倉は歯を食いしばった。




「『皆でやれば怖くない』ってか?
本当に最低な連中だな。」





「不逞浪士よりもクズだな。」




原田も土方も今回の相手には相当腹が立っているようだ。




入り組んだ細い路地を進んでいくと、町の提灯の灯りが少なくなり、徐々に薄暗くなってきた。





「あった!あの建物ですっ!?」




勘三郎は航太たちと隠れていた空き家を見つけた。